第1話 お出かけ執事!!

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「そ、そうですか…」 「ウルは朝御飯…食べてるわけないわよね。私の食べ掛けで良いのならあげるわよ?」 え!? 確かにもう今の時間だと僕の朝ごはんはないでしょう。だからリリル様提案は素晴らしいものだった。 「いーの!?じゃなくて……いいんですか?」 「可愛い!目がキラキラしてるよウル!!ぎゅっとしてやる!!」 「ふわぁ!!リ、リリル様!?」 抱えられてリリル様の膝の上に乗せられました。 お、おかしいな…さっきまでリリル様と僕には距離があったはず… 「はい!あーん」 「う?あーん」 ぱく リリル様が僕の口元にパンを持ってきてくれたので、迷わず食べます。 「ヤバい…可愛いすぎだろお前…ゴホンッ…着替えたら街へ買い物に行きましょ」 「はーい!」もぐもぐ 流石、リリル様の朝ごはん。とてもおいしかったです。 ――――――― ――――― ――― では!着替えのお手伝いです!! 「リリル様ぁ♪お洋服持ってきましたよー」 「ありがとう。じゃあそこに置いといて」 「はい!」 じー 何か手伝える事はないかとリリル様を見つめます。 「………よいしょっと」 じー 「………ふぅ……」 じー 「どうしたの?ウル」 「お手伝いしますか?」 「いや…いいわ…」 「そうですか…」 お仕事がなくてちょっと残念です。
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