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「リリル様、今日は何属性の魔導書を買いにこられたのですか？」
店の中に入って目当ての本を探すことにしました。
「今日は…風の。
そういえばウルの属性は？」
僕？僕は…
「…お人形さん…ですね…」
可愛い属性ですよね…名前だけ…
あ、ちなみにリリル様の属性は風と水です。
「………可愛い…可愛過ぎだろ…本当…」ボソッ
ボソッと言ったみたいですが隣にいる僕には聞こえてしまいました。属性、そのままの意味で受け取ったんですね…
というか、リリル様……僕男です…
「あ、リリル様。
風の魔導書のエリアありましたよ」
「ありがと。え～と…これにしようかしら…」
エリアを見つけるとリリル様はいい本を探して、1冊の少し分厚い本を取り出しました。
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