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美少年改め王道転校生(編入生)が落ちたのは、ひとつに束ねた銀髮サラサラロングヘアに銀縁眼鏡の美人風イケメンの上。
王道通りなら、彼は副会長と言った所だろう…。
それより、ズボンのポケットに入れていた携帯は大丈夫だろうか?と、しりもちを着いたままズボンのお尻を探る。
物持ちの良い晴天は、未だガラケーだ。コレが壊れたら新しい物に替えようと…呑気に考えながら、目の前の王道展開をチラリと見る。
「危ないですねぇ。インターホンを押せば此方から開けたのに…。
…もしもし…あ?吹雪ですか?編入生2名、やはり迷ったようですね。裏門の方に来ていました。此れから理事長室に連れて行きます。」
降ってきた王道転校生を抱き抱えながら、片手で余裕の電話…そして、コチラもガラケーだ。
「私は副会長の氷堂です。ええと…?」
副会長は、立ち上がらない晴天を心配するように見た。
晴天はと言うと…。
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