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「わかりました。それではコレを…」
晴天の腕にしがみつくように身体を寄せてくる王道?転校生を引き離すように、副会長が彼の胸に押し付けたのは…。
「俺の携帯…返せ、泥棒!」
「人聞きの悪い事を言わないで下さい。
私は君のお父様と約束しましたからね…姫抱きで保健室まで運んだら、証拠写メを送れと…。」
…やっぱ黒いわ、副会長。
「約束を破る訳にはまいりませんよね?君もそう思うでしょ?」
そう言って…やや強引に晴天の顎を指で挟んで転校生の方に向かせると…王道?転校生に、黒~い殺気の籠もった黒笑顔を送る。
強引に向かされて、見える王道?転校生の顔色が悪い?
どんな黒い笑顔なのか?顎を固定されている晴天からは、見る事ができない…。
携帯を渡された王道?転校生は此方を軽く睨みながらもピロリン♪と可愛い音を立てて副会長に姫抱きされる晴天を写メった。
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