2.本日はお日柄も宜しく

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「…送信っと…。あ、会長の方にも連絡しておいた方がよろしいですね……ぁ、もしもし、実はですね…保健室に寄り道を…」 ポケットから自分の携帯を取り出して会長に連絡を取りながら、扉を開けろ!と王道?転校生に目で合図を送った。 「ぇ?ええ…それで、抱いたまま……何か、文句ありますか!」 副会長の声に…王道?だけでなく、周りの野次馬の肩も跳ねた…。 ガラガラと保健室の扉が開く。 「マジ、フラグ立つのだけは勘弁なんだけど…。」 「え?…起ちましたか? ちょうど保健室ですし…起ったのならば、私が治めて差し上げます。」 「イヤ、いやいや…何か『たつ』の漢字が違うし…治める意味?」 「何がたったんだ?…って、おい!俺を置いてふたりだけでズルイぞ!」 ガラガラ…ピシャンと扉が閉まった。 ザワザワと聞こえる廊下からの声に、晴天は「あちゃー…やっちゃったね」と、晴天はこめかみを押さえた。
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