死亡診断書が僕のアルバム

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溺れていきながら 君の孤独を舐める 許される程度なら 初めから存在さえ 曖昧なものだろう どうして わかりあえるなんて 妄執 感情映したfilmの間違い探し 君のfilter透したものだけ嚥下 夏がきていたのも 気づかない僕らは 無垢な殻被って 透明な鬼を創造した 見えぬ季節から逃げて 花一匁で永遠を奪い合う 溺れていきながら 舐めた君の孤独は どこか海と同じ味がして 君も同じなんだと安心した
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