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「秀一君…子供好きなんだ…」
こんな言葉を貰えるなんて
やっぱりわたしは幸せ者だ。
これ程愛してくれる人には、二度と出会えないだろう。
手を伸ばし、彼の顔を引き寄せて、唇を合わせた。
「それで、答えは?」
離れようとするわたしの頭を押さえて
彼が質問を繰り返す。
「わかりません…」
わたしの答えにニヤリと微笑んだ後、今度は彼からのキス。
「じゃあ、早く全部決着つけて、堂々と
子作りするかな」
「堂々って…」
「なに想像してるんだ。早くちゃんと結婚しようって事だろ」
慌てるわたしを見て、ニヤニヤ笑う。
意地悪なんだから!
でも、秀一君も同じ気持ちでいてくれるとわかって
心が温かくなる。
彼がわたしとの子供を、望んでくれていると知って
自信につながった。
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