愛しのぽっちゃりさん 第3話

守ってあげたくて

「じゃあ倉田、あとは自社チームでミーティングやってくれ。
ランディング担当はお前のままで。
あとは椎名と太田にうまく振り分けろ。
外注チームでデスクの配列しておくから」

「はい分かりました」

堂々と胸を張って返事をする倉田に少しだけホッとして。

工藤、柏木と3人でデスクの配列をした後、新しく届いていたパソコンのセットアップを始める。

慣れるまでは倉田のサポートもしやすいように、俺と倉田のデスクを横に並べ、椎名と工藤その向こうに柏木と太田のデスクを向い合せに並べた。

これなら太田と倉田の席も離れているし、太田の前には守護神。

鉄壁の守りになるだろう。

うん、完璧。