第2話 お嬢様とメイドと店員

3/6
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
「リズキター!!相変わらず可愛いですわ~♪」 「レーお姉ちゃん……苦しい……」 リズを見たガングレトは目をハートにし、そのまま強く抱きしめさらにほっぺに頬ずりしてます。 ガングレトはリズが大好きですからね。 「あらあら、リズは愛されてるわね」 「あの可愛さは異常ですからね」 リズとリサさんは姉妹なんだけど、あまり似てないんです。 リサさんは金髪、長身、大人の色気が強いのに対し、リズは銀髪、低身長、小動物のような可愛いらしさと正反対。 更にリサさんは誰にでも物腰柔らかく話すけど、リズは極端な人見知りで言葉数も少ない。 だから普段はリズは裏方で事務をしているため、めったに表には出てきません。 ですが一度でると……。 「うおおぉぉぉ!!リズたんが店にいるぞ!!」 「マジだ!!リサさんも一緒だぞ!!」 「リズたん萌えええぇぇぇ!!」 「リサさん!!僕を罵って下さい!!」 「フオオォォォォ!!」 「あらあら……」 「…………(ブルブル)」 一体どこに隠れていたのか、リサさんとリズのファンクラブが店に押し寄せてきました。店内にいた女性客は勿論、ドン引きです。 そんな中、リズを解放したガングレトが立ちはだかります。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!