第2話 お嬢様とメイドと店員

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「待ちなさい!!二人に手をだすなら、私が相手をしますわよ!!」 おお、ガングレトが頼もしい。 もしかしたら、期待できるかも。 「ほう、俺らとやる気かい?お嬢ちゃん」 「勿論ですわ!!やぁぁぁぁ!!」 ガングレトは拳を握ると、男達に向かっていきました。 そして…… 「きゃん!?」 3歩ほど走ってコケました。 すると、何とも言えない沈黙が広がります。 ですがガングレトはめげずに立ち上がります。 「ふふ、まさか罠を仕掛けているとは思いませんでしたわ」 「いや、そんなの仕掛けてないが」 「次が本番ですわ!!やぁぁぁぁ!!」 スカッ 「きゃん!?」 今度はコケずに拳を振るいましたがあっさりよけられ、自分の足に引っかかりまた転ぶガングレト。 なんなんでしょう。 ガングレトを見てると、いたたまれない気持ちになります。 「ふぐ……。なかなか早い動きですわね。油断しましたわ……。今度こそ……」 「いや、俺達が悪かったよお嬢ちゃん。じゃあな」 ガングレトが不憫に思ったのか、男達は去っていきました。 で、当のガングレトはというと……。 「私に恐れをなしましたのね?お~っほっほっほ♪」 ガングレト。リサさんとリズの可哀想な人を見る目に気づいて。
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