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「お嬢様、起きて下さい。朝ですわよ」
鈴のなくような声と共に、体を揺らされます。
ああ……この揺れがまた一段と眠気を誘いますねぇ……。
「起きて下さいませお嬢様ぁぁぁぁぁぁ!!」
「あばばばばば!!」
と思ったら、凄い早さで揺らされてますすすす!!
「ガングレト!!起きました!!起きましたから!!」
「あら、やっと起きましたのね。ごきげんよう、ラプンツェルお嬢様♪」
そりゃあれだけ揺れたら起きるよ。ああ、頭がグラグラする。
「お嬢様、お顔が真っ青ですわよ?」
「貴女のせいよ!!」
「あら、ごめんあそばせ♪」
ガングレトは悪いことはしてないと言わんばかりの、眩しい笑顔を振りまく。
はぁ、全くこの子は……。
「まぁいいです。朝の支度をしま」
う、さっきの揺れで気分が悪く……!!
でも女の子として、これだけは耐えなければ!!
「お嬢様?どうされましたの?」
「な、なんでもなオエエエェェェ!!」
「きゃあああぁぁぁぁ!!」
我慢できませんでした。
だって、だって、だって気持ち悪いんだもん♪
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