第1話 お嬢様とメイドとメイド長

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さて。全て吐きだしてスッキリしたところで、自己紹介をしましょうか。 私はラプンツェル。 黄金を引き伸ばしたように長い髪が自慢の、ごく普通の女の子。 髪が地面につく時が多々あるから、お手入れが大変なの。 その時はガングレトに綺麗にしてもらってるのだけれど。 あ。ガングレトは今、私の吐瀉物を拭いてくれているメイドのことね。えっと……他には……。 あ!!好きな場所は窓際。 ご飯を食べる時も寝る時も、おやつを食べる時も本を読む時も窓際なの。 窓際はいいですよ? 陽がでた時は温かいですし、雨が降ってもしっとりとした気持ちになれますし、日向ぼっこや日光浴、何より目立たないのが最高です♪ 「ウフフフフ……♪」 「怖っ!?窓際が好きなのは知ってますが、意味もなく笑わないで下さいまし!!」 「失礼ね、ガングレト。窓際を愛でているだけよ?」 「それが怖いっつってるんですわ!!」 あらあらまあまあ。 こんな素晴らしい窓際の良さがわからないとは、人生の9割は損してるわね。 あっと、話が逸れましたね。 とにかく私は普通の女の子なのです。 異論は認めません♪ 次はガングレトの紹介をしましょうか。
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