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「ほら、泣かないで。私の宝物の一つ、ケツァルコアトルの仮面をあげるから」
これは付けた本人の隠された力が覚醒し、変態になると言われ
「いりませんわこんなの」
「私の宝物をこんなの呼ばわり!?泣き止んでるけど複雑な気持ち!?」
ま、まぁ目的は達成したから良しとしましょう。
「失礼します、お嬢様」
扉を開け、ジャンヌさんが部屋に入ってきました。
やっぱりジャンヌさんは凜としてて、格好いいですね。
「すみません、お嬢様。何度もノックしたのですが、お返事がなかったので」
そう言いながら、深々と頭を下げるジャンヌさん。
真面目ですねぇ。
「それはすみませんでした」
このタイミングで来たということは、ガングレト関連ですね。
ジャンヌさんはガングレトのこと、可愛がってますからね。
ただ……
「あぁガングレトごめんなさい。私ったら頭ごなしに怒ってしまって。私も人のこと言えないくせに……。人に言う前に物忘れ激しい所とか老けてる所とか直す所たくさんあるのにだからいき遅れるんだわごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
たまにこんな風にネガティブになるのよね。
私達はダークジャンヌさんって呼んでるんだけど。
面倒だけど戻さなきゃ。
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