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次の日
昨日の雨も止み、むしろそれによって涼しい朝
いつものように通学路を歩いていると橋の上に一人、人が立っていた
この道のこの時間は僕しかいないはずだが
そんなことを思いつつ通り過ぎようとしたとき
「あぁ君。待ってくれ」
やれやれだな
「どうしたんだい?」
「君と話しがしたかったんだ」
なんとなく、嫌な予感がした
しかし僕は面と向かって波風立てる方ではない
なので
「歩きながら話そうか」
と当たり障りのないことを言っておいた
無論、歩くペースはいつもより早めで
そんな中でも律儀に横に並んで彼女は言った
「君は、自分についてどう思う?」
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