全ての、はじまり

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「私は君と話していて思った。私の横に君の存在が欲しい」 真剣、なのだろう はっきりと、言う 「この手を君がとってくれれば私は嬉しい」 「僕にその手を取る気はないよ」 「そうか。ならば、」 彼女…彩梨 色詩は手を降ろした 表情は柔和な笑みから黒い笑みになっていたが 「ならばそれなりに覚悟してくれ。君が私の横に来ないなら私が君の横に行く。例え火の中だろうと水の中だろうと木の中だろうと。君が走って行くなら私も並んで走ろう」 こ、これは… 「さて、覚悟しておけけよ?」
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