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彼女、彩梨 色詩との出会いは周囲の環境を変えることこそなかったが僕にとっては多大な変化をもたらした
彼女もまた、他人とそこまでの縁を持っておらず知ってるけどそこまで知らないという立ち位置にいた
そのため、彼女との縁のせいで芋づる式に縁が増えるということはなかった
しかし、僕の行動が著しく制限されたような気さえする
例えば昼食。基本的に弁当持参で教室でさっさと食べてしまうのが僕なのだが、
彼女がそっと席を動き前の席に移って椅子を後ろ向け、こちらと向かい合うようにしてくるのだからとてもではないことになってしまう
始めのうちは随分困惑したが、彼女から話しかけてくることもないので今ではマシになっている
慣れとは恐ろしいものだと思う
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