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「な、何言ってるのよ。
そんなわけないじゃない!
バカじゃないの?」
「ホント~?」
じりじりと顔を近付ける時峰。
暗くてぼんやり見えていた時峰の顔がアップになり、鼻と鼻がくっつく。
「……」
2ヶ月以上も体の関係を持っているのに、キスは一度もない。
だからこの唇が触れそうな至近距離は初めて。
じっと私の目を見つめたままの時峰。
え?
あれ?
私。
目、閉じた方がいいの?
あまりにも激しい動悸と混乱で、身動き一つ取ることができない。
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