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「ごめんなさい……」 すぐにカバンから鍵を取ってきて返す。 「いいよ。 それより懐かしいね、その格好」 半袖の白いシャツに黒のタイトなスカート。 ハイヒールの黒い靴に、アップした髪。 楽だし、ナメて見られない無難な講師戦闘着。 「前は背伸びしてるように見えてたけど、今はサマになってる」 にっと笑って、自然に人差し指で鎖骨をなぞる時峰。 「ちょっと。 時峰君」 「ふっ。 超先生モード。 昨夜はあんなに可愛かったのに」 「あのね」 キーンコーンカ-ンコーン……。 授業終了のチャイム。 学校と同じものだ。 「じゃ、ホントにごめんね。 悪かったわ。 生徒達が質問に来るから戻るね」 軽く手を上げて、講師室に戻った。
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