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時峰は、私の口内をゆっくりかき回すと、舌をつまみ、そしてその唾液を私の唇に親指でねっとりと塗り付けた。
顎を掴み固定しながらそれを続け、もう片方の手で器用に私の服を脱がす。
「ねぇ、センセ。
別にジーンズいいんだけどさ、たまにスカート履かないと女忘れるよ?
っしょ、と」
バサッ。
ジーンズを脱がせて床に落とす。
その言葉で脳裏にやはりあの黒いワンピースが浮かぶ。
「仕事の時はっ、……履いてる、し。
私服では、特別な日にしか、履かな、いわよ」
途切れ途切れに答える。
「特別な日、ねぇ……」
露わになった胸にわざと音を立ててキスを落とす時峰。
「っつ……」
急に歯を立てられ、身をよじる。
いつのまにか全部脱がされていた。
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