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……。 ――――え。 リズムが途切れる。 ドミノが1つ、倒れなかったみたいに。 「何? どうしたの、時峰君」 「……あ」 つながったまま、互いを見つめる。 俺。 今。 何を……。 「や。 ごめん。 何でもないよ」 体を起こそうとしたユキの肩を押さえつけて、ゆっくり、また、動きを再開する。 「あっ。 んんっ……。 時み」 「ユキ」 「ん、っ。 な……、何?」 「快って呼んで」 「カイ?」 「ん。 名前で呼んで」 「快っ。 っあ……」
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