3265人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
圭太と別れたことを2、3ヶ月前に言ってからというもの、2週間に一度くらいの割合で誘ってくる。
ずっとつきあってるってことにしてた方がよかったかも。
「どうせまた若い人ばっかり来るんでしょ?
私が行くとみんな引くじゃない」
1回だけ押しに負けて行ってみたけれど、全員26歳以下で29歳の私は1人浮いてしまった。
年下と恋愛する気は、もう無いし。
「それがー、今回は30歳から32歳の殿方、集めちゃいました~」
「……」
「お世話になっている綾川先生のために」
目をキラキラしながら半腰で上目遣いをしてくる水野さん。
人数足りないんでしょ?
単に。
「わかりました」
ふう、と溜め息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!