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「やっぱ、やめとく。 しばらく様子見る」 『泉! そんなこと言って取り返しつかなくなってもいいわけ? 私、圭太君の番号まだ消えてないから連絡しててあげようか?』 圭太とつきあいたての頃、美波とその旦那と私達4人で集まることが多かったので、美波は圭太の携帯番号を知っている。 「はは。 いいよ、そこまでしてもらわなくても」 美波は最後まで渋っていたが、私は何度も大丈夫だと言って電話を切った。 心配性の美波。 相談しない方が余計な心配をかけずに済んだかもな、と少し反省した。
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