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「……。 好きだよ……。 時峰君が。 ……好き。 大好き」 体育座りの膝に額をつけ、俯いた顔で恥ずかしさを殺し、 相当……、 相当頑張って言った。 とてもじゃないけれど、上の時峰の顔は見れない。 「……」 ? 「……。 い、言ったんですけど……」 時峰? 「……」 「ね、時……」 「……っ」 微かに震える時峰の肩、そして私を包む腕。 後ろで小さな嗚咽が聞こえる。
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