32

6/17
前へ
/40ページ
次へ
さっき……。 見てたんだ。 えっと……。 どうしよう。 誤解、そのままだ……。 「でも、無理だった。 綾川先生に……。 綾川先生が……」 ふーっと、ものすごい深いため息をついて、私の肩に頭をうなだれる。 「かっこ悪い」 「……なん、で?」 「割り切った関係とか、俺、できない」 「……?」 「彼氏がいてもいいから、とか言えない。 もう……」 「何? どういう……」 んっ! 再び強引なキス。 この1時間前後で時峰のキスに慣れてきたことが、妙に可笑しい。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3825人が本棚に入れています
本棚に追加