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「なんで、キス……」
「ふはっ。
3回目。
その質問」
「ねえ、何で?」
「分かってるのに聞くのやめようよ」
「言わなきゃ、もう、会わない」
条件を出す私を、時峰が優しく睨む。
「じゃあ、何でセンセは俺のキス受け入れてんの?」
「ちょっと。
質問に質問で返さないでよ!」
「ねえ、何で彼氏いるくせに、俺との約束そんなに泣くほど引きずってるわけ?」
「彼氏なんかいないし!
とっくに別れてるし」
「は?」
「時峰君との関係始まって少し経った頃に」
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