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「ていうか、心配。 センセ、ベランダには下着同然の格好で出るわ、部屋にすぐ男上げるわ、男に襲われそうになるわ」 ベッドにのけ反り、溜め息混じりに言う時峰。 「自分で管理できるの最初の1つぐらいじゃない。 後は不可抗力だし」 「だから言ってるの。 センセ自身では管理できない隙がたくさんあるから」 何を、とムカツク気持ちが1つ。 愛されているなー、となんとなく嬉しい気持ちが1つ。 「よく言うわよ。 自分も私の部屋に押し入ってきたくせに」 ああ、私また……、という自分に対する残念な気持ちが1つ。
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