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寄せ鍋を食べ終え、最後に雑炊にして2人でモクモク食べる。 テーブルの角を挟み私の斜めに座っている時峰。 フーフー冷ましつつ食べている私を笑いながら見て、 「センセ、猫舌が可愛く見えるのは25歳までだよ」 と、相も変わらずイヤミを言う。 「そんなに若い子がよければ、どうぞ遠慮なくお引き取り下さい」 慣れた私は、慣れたイヤミ返しをする。 「……ご飯粒」 不敵な笑みのままの時峰が私の口の端についたご飯粒を親指で拭い、ペロッと自分で食べた。 「……」 私は何も言えずに、動揺と照れがただ素直に顔に出た。 「……心にも無いことを」 と言い、クックックッと笑い出す時峰。 こういうからかい癖は、今後も治らないんだろうな。 私は無言で時峰を睨んだふりをした。
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