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「綾川先生と仲いいんだね」
「はいっ!
そうなんです。
とっても!」
そうか?
そこまででもないけどな……。
「そっか。
それなら……。
よろしく」
時峰はすっと手を出した。
「わっ。
よっ、よろしくお願いします!」
握手をする2人。
水野さんは両手で時峰の手を握り、ぶんぶんと上下に振っている。
「……」
何、この光景。
なんか、ヤな感じ。
握られている時峰の手を見ていると、視線に気付いた。
時峰が、試すような笑顔で私を見ていた。
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