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「何、いきなり……」
「なんでそんなに余裕そうなの?
センセ。
なに、アメとムチ、使い分けちゃってるわけ?」
「そんなつもりは……」
顔を傾けてキスをする時峰。
なんか、玄関でこういうことする頻度、高いな。
ふっと少し笑った私を見て、時峰はまたムッとした顔をした。
「頭きた。
ハラへってるけど、こっちが先。
余裕無くさせてあげる」
私の体を少し浮かして、靴を器用に脱がせる。
そのままズイズイと、寝室へ押し込まれる。
なんか、以前と大して変わらない流れ。
私はまた、ふっと笑ってしまった。
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