ジレンマ

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一通り自己紹介を済ませたミーティングを終え会議は終了。 それぞれが自分の席に戻って仕事を始めた。 途端に聞こえて来る倉田と澪の会話。 「BLUE STYLEさんは、こういう時、どうやってるんですか?」 とか。 澪も澪で、倉田のデザインに感心している様子。 「先週のページ、雑誌の1ページみたいでしたね」 お互い絶賛し合う女たちを横目に、俺は黙々と仕事。 まぁ外注チームの俺は、自社デザインチームの澪とは極力関わらない事が一番。 それが俺の出した結論だったから、その日澪とは全く口を利く事はなかった。
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