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送ってすぐに携帯は赤いランプを
光らせた。
心の準備なんてもちろん出来ていなかった。
まだ告白してしまった自分に驚いているくらいだった。
ちょっと待ってよ、
もう少し悩む、とかないの？
いや、答えはわかってるけどさ…
溜息をひとつ空に放つ。
何を思ったって、考えたって
もうメールは届いているんだから
何も変わらないんだ。
「え、俺？
冗談だろ？」
まあそう言いますよねー。
私が恒でもそう言ったよ。
さすが俺らの仲。やるじゃん。
自分の失恋が決まったにも関わらず
なんだか冷静になった。
多分思いのほか恒優の返事が
いつも通りだったというか、
恒優らしいものだったからだ。
冗談だよー
本気にした？
今ならまだ間に合う、
冗談だって言えば
きっと笑ってくれる。
まだ友達に戻れる。
すべて失わずに済む。
でも私の勇気を出して伝えた
この気持ちを、
冗談になんてしたくないよ…
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