第1章 別れと出会い。

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「和馬くん、私も実は話があったの。 私もいるの。和馬くん以外に好きな人。 最近とても仲良くなって、だんだん好きになったの。 でも和馬くんにどうやって言えばいいかわからなくてこまってたの。 ちょうどよかったね。」 これが…わたしなりの精一杯。 あーあ、私かわいくないなぁ。 「そ…そっか、なんだ、奈緒にもいたのか。」 なんで、ほっとしたような、でも複雑そうな顔をするの? 私は強がってるだけ、和馬くんだけなのに。 きづいてほしいけど、きづいてほしくない。 もうそんな顔しないで、揺らいでしまう。
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