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「コウ、あんたには感謝される事の方が多いはずなんだけどな。誰のお陰で椿に近づけた？ キモヲタだったから、転校して転生しろってありがたいアドバイスをしてあげたのは私だよ？ 誰のお陰で、椿のセフレになれた？ あんたが中１ん時に、放課後椿の鞄からナプキンくすねてあんたのきったない汚物かけてたの黙ってやってたのは誰だと思ってんの？」
「チッ！ もうお前なんかとはヤらねえからな！！！」
コウは悪態をついてクラブの中に戻っていった。
椿が死んでしまった今、私だってコウとヤリたい理由はみつからない。
コウの欲望のあかしなんて、私にとっては椿の中に入ってた物だからありがたみがあっただけだ。
それを条件にコウが椿の側に居られるように入れ知恵をしたのが他でもない私。レイラだ。
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