Chapter 1

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メモには一言 『結婚おめでとう。 志信へ。また、香織さんと遊びにいらっしゃい。 香織さんへ。無理なくお大事にね。』 簡素過ぎる…。 母さんだな。 「お義父さんも、お義母さんも気遣ってくれて…志信が電話で伝えてから、直ぐに送ってくれたんだね…。」 「あぁ…。」 「手作りのお味噌も、入ってたよ!」 「あっ!だから、今日の味噌汁どっかで食べた味だと思ったんだ!」 香織は、微笑みながら 「綺麗だし素敵なお義母さんだよね…。以前、ご挨拶に行った時も、お酒どんどん勧めてくれて。ぷっ!」 思い出し笑いしてる。 「あぁ…香織の家より呑んだよな…。」 酷かったよな…。 オヤジが酔い潰れて、俺も香織もかなり呑まされ、母さんだけがシャキッとしてて…。 『志信!しっかりしなさい!そんなんじゃ女一人、食わせられないわよ!』 って…しっかりの意味違うし…オヤジ潰れてるし。  本当に昔から、スパルタだよ!
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