Chapter 1

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「お礼の電話は、しといたよ!後で、電話したら?」 俺の両親の話を楽しそうにする香織の気持ちが嬉しかった。 「あぁ…有り難う。食べたら電話するよ。」 「うん!」 本当に…俺たち結婚したんだよな…。 何か幸せで…怖いな。 「香織…身体が大丈夫なら、また実家一緒に行って貰えるかな。」 「分かった!いつでも大丈夫だよ!」 香織は躊躇なく、応えてくれた。 「後で…母さんたちの予定聞いとく…。」 「は~い!志信、お味噌汁お代わりする?」 言われて、中身が少なくなったお椀を見て 「お願いします!」 「は~い!」 ニッコリ微笑んで、キッチンにお代わりを注ぎに行く香織の背中が、無茶苦茶愛しく思えた。
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