Chapter 1

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「志信~お風呂、空いたよ~!」 温まって火照る香織の頬が、うっすら桜色している。 ドクンッ! ヤバい…相当、溜まってる気がする…。 勝手に身体が、動きそうになる。   誤魔化すかの様に 「母さんたち…いつでもいいって…。」 髪を拭き、ニコニコしながら香織は 「本当~!じゃあ、今度の土日にする?」 「うん…有り難う。宜しく頼むね!」 「は~い!」 確かに夫婦だけど…基本的、香織は無防備過ぎるのかも…。 体調を考えると、無理させられないし…。 しばらく、キスだけで我慢だな…。 はぁ~耐えられるかな…俺。 「志信~?どうしたの!ため息吐いて、何か言われたの?」 無意識に、してしまった! 「あ…ううん!また呑まされるかなって!」 嘘だよ…。 「風呂入ってくるよ…。」 「う…うん。タオル出しとくね。」  グッタリしてる俺を香織は不思議そうに見詰めながら、そう言った。
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