Chapter 1

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香織は、ジッと俺を見詰めて 「うん…分かった。ありがとう志信…でも。」 「ん?でも…。」 触れてた頬を薄く赤らめ 「…どうしても…の時は…私、大丈夫だからね。」 ポソッと言われ、俺は固まった。 うっ…頑張れ理性! 動かない俺に、追い討ちの様に 「志信?本当に…無理しないでいいよ…。」 ズキュンッ!!  本当に…香織は身体張って、尽くしちゃうんだよな。 だから、きっと凄い無理をしてしまうだろう。 「香織!」 「う、うん!」 君の温かい身体を抱き寄せ 「我慢してるから…誘惑しないで…。やっぱり無理は、させられないから。」 「うん…。」
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