Chapter 2

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2ヶ月半前 「うぅ~!超緊張するぅ~!」  「ははは!余り考えない方が、いいから!」 「そうだけど…はぁ、おっちょこちょいだからなぁ、私…。何かやらかさなきゃいいけど…。」 香織の緊張が、凄い伝わる。 まぁ、彼女の実家に挨拶に行った時は、俺も同じだったから気持ちは分かる。  お出迎えから、お笑いみたいな香織のご両親に、一気に気が解れたけど。 緊張する程、真剣な香織の気持ちが嬉しいな。 心配なのは寧ろ…母さんの方だ。 香織が呑めると分かったら、ここぞとばかり呑ませてしまうんじゃないか? まだ、実家にいた頃にいつも 「男ばかりと晩酌してもつまらないわね!」 そうボヤいていたし…。 「はぁ~。」 俺もため息を吐くと 「あれ?志信も緊張してるの!」 「あ…いや…緊張て言うか一抹の不安と言うか。」 「ん~?」 こんな俺に不思議そうにしていた香織は、後々理由を理解する事になった。
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