Chapter 2

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そして予感が的中した。 「あら、香織さん結構イケる口ね~。」 母さんの目が光る。 このままだと、全員潰されるかもしれない! 阻止せねば! 「いや…そこそこだから…」 と、俺が言いかけに香織が 「あっはい!志信さんに良く蟒蛇言われちゃうんです!」 あぁぁあ…ダメだ…終わったかも。 母さんが一気に、ご機嫌になった。 「あら!まぁ~そうなの!志信ったら、いい年して失礼ね!香織さん、ジャンジャン呑んでねぇ~!小田切家の風習みたいなもんだから!」 小田切家って言うか、母さんだろ! 香織は一瞬、母さんの豹変ブリに驚きながらも 「は、はい!分かりました!」 持ってるグラスに入ってた分を一気に空けてしまった。 わあぁ~ストップ!ストップ! 「あら素敵っ!正に志信にお似合いね!」 違うだろ~! 飲み仲間にしたいだけだろ! 「ありがとうございます!」 香織もすっかり乗せられてしまった…あぁ、仕方ない。
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