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「嘘じゃねーよ。
お前が男には全く興味ありませんなんて宣言したから…ずっと正直な気持ちが言えなかったんだよ。
この年でフラレたら、立ち直れなくなりそーで怖くてな。
だけど、お前も俺を好きになってくれてたの、ちゃんと分かったから…。
もう1回だけ言うから良く聞いておけ。
俺は、倉田美穂を愛してる」
「部長…」
真っ赤な顔して呟く彼女に優しく微笑んで。
更に力を込めて、そのぽっちゃりとした体をギュッと抱きしめながら、そっと問いかけた。
「美穂…お前は俺の女だよな?」
俺の胸の中で、小さく震えた倉田が言った。
「はい…」
「…ん」
冷静ぶってるけど、俺の心臓、
今にも飛び出しそーなんですけど。
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