伝わる想い

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結局なんだか気まずいまま、倉田の家の前に車を止めた。 「今日…」 「は…はいっ」 「一日大変だったな…」 「すみません…」 違うっ! そんな事を言いたいんじゃねーだろ俺! ひとり心の中で突っ込んでいた時。 「あの、部長…」 「…ん?」 「今日は本当にありがとうございました…。 それと…こんなおデブな私ですけど…これからもよろしくお願いします」 顔を真っ赤にしながらもニコリと微笑んで言う倉田に俺の全部を持ってかれた。
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