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「…美穂…」
「…はい…」
「…今日…お前を拉致してもいーか?」
「はいっ?」
「もーそんな可愛いコト言われたら我慢出来ねーし」
「えっ…?」
戸惑う倉田を引き寄せる。
「もう少し一緒にいたい」
落した言葉にますます顔を赤らめた倉田。
けれど俺を見つめながら小さく頷く。
「車…ウチに置いて来る。じゃねーと飲めねーしな」
俺の言葉に倉田はニコニコっと笑って。
「じゃあ、つまみ作っておきますね」
返って来た言葉に、耐え切れなくなって。
結局また彼女の唇を塞ぐ、俺。
ヤバすぎ、倉田美穂。
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