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『早急に数量修正して貰わないと、どんどん注文が入ってしまうので…お休み中にすみませんが早急に対応お願い出来ませんか?』
「あの…足りない商品は今の所いくつくらいですか?」
『50個です』
「…分かりました。問屋に掛け合ってまた連絡します」
『よろしくお願いします』
切れた電話を握りしめながら、すぐさまリビングへ戻る。
さっき閉じたばかりのパソコンを再び起動して管理画面に入り、商品の数量を修正してすぐに完売に設定した。
…完全に倉田のミスだった。
普段の倉田だったら絶対にあり得ない初歩的なミス。
再び鳴り出した電話は槙田の名前を表示している。
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