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『藤森部長、今、受注管理部の矢崎さんから電話来て…』
「ああ、分かってる。だから今から会社に行く。悪いけど槙田も手を貸してくれるか?」
『もちろんです。卸してるショップさんをピックアップしておきます』
「すまない。頼むよ」
『はい』
槙田の電話を切って家を飛び出し、普段は使わない車に乗り込んだ。
まずい…。
少しでも早く対応しないと…倉田の会社での評価がガタ落ちになるのは間違いない。
焦る思いで自然にアクセルを踏む足に力が入って行った。
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