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蓮視点…
「ちょっと文!?どこいくつもりなのさ!?」
「山頂付近にある神社です!丁度取材に行く予定がありましたしね♪」
現在、僕は猛スピードで文と一緒に滝登りをしています。
「ほら…もうすぐですよ!!」
「文…もう、限界…」
「到着♪」
僕の限界と共にどうやら神社に着いたらしい。
「うぇ…気持ち悪…」
吐きそうになっている僕を尻目に、文は説明を始める。
「ここが守矢神社です!」
「あら、文さんじゃないですか…そう言えば今日取材に来るって行ってましたっけ」
「はい♪ついでに新参の外来人も一緒ですが」
「後ろにいる人ですね…あら?」
「あ…」
神社の巫女さんと目が合ったとき、再び頭に昔の記憶がフラッシュバックした。
「やっと…会えた…」
「えっと…昔お会いしましたっけ?」
「幼い頃に、一度」
「あやややや、まさか知り合いでしたか!?隅に置けませんね、早苗さんも♪」
「何言ってるんですか、そんなわけないじゃないですか」
巫女さんはバッサリとそう切り捨てた。
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