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会場を出て、会社に帰る途中。
「どうする?どこかでお茶でもしながら話すか?」
俺の言葉に、槙田が微笑みながら言った。
「藤森部長、会社に戻る途中に、夜景が綺麗で有名な場所あったじゃないですか。
私、あそこ行ってみたいんですよね」
「ああ…神楽山の事?」
「そうです、そうです。
そんな遠回りにならないからいいでしょ?」
…んー…
俺としてみれば、なるべく早く倉田の家に帰りたいけど…。
仕方ないか…。
「分かったよ」
そう頷いて、神楽山へと向かう道へと左折した。
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