誤解

11/40
前へ
/40ページ
次へ
会場を出て、会社に帰る途中。 「どうする?どこかでお茶でもしながら話すか?」 俺の言葉に、槙田が微笑みながら言った。 「藤森部長、会社に戻る途中に、夜景が綺麗で有名な場所あったじゃないですか。 私、あそこ行ってみたいんですよね」 「ああ…神楽山の事?」 「そうです、そうです。 そんな遠回りにならないからいいでしょ?」 …んー… 俺としてみれば、なるべく早く倉田の家に帰りたいけど…。 仕方ないか…。 「分かったよ」 そう頷いて、神楽山へと向かう道へと左折した。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

484人が本棚に入れています
本棚に追加