誤解

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しかしクライアントからの電話は、今週末新規開店予定のショップの案件だった。 急遽開店を、明日に早めて欲しいなんて難題の依頼。 急いで工藤と柏木に作成状況を確認すると、かなり厳しい状況だ。 「お前たち、今日残業出来るか?」 工藤も柏木も頷いている。 「じゃ今日中にこの案件、仕上げるから二人ともよろしく頼むな」 心配そうに、俺を見つめる澪の視線。 「岸本と椎名も自社の編集がもし空いた時は手を貸してくれ」 一応二人にも声をかけてから、俺は画面に集中した。
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