363人が本棚に入れています
本棚に追加
/419ページ
どうやら寝てしまったようだ…
カーテン越しでも日の光が眩しい。
もう10時か。
あれ?一緒に寝たはずの彼女がいない。
彼女が寝ていた場所のシーツはもう冷たくなっていた。
夢だったのか?
リビングに行ってみる。
彼女の姿があった。
「おはよう。」
「おはよう。」
彼女は洗濯をしていたらしく、もうバルコニーにはたくさんの洗濯物が干され、ソファーには干しっぱなしなっていた俺の洗濯物が綺麗に畳まれていた。
しかも、下着まで…
「ご飯にする?」
新婚になったようでなんだか気恥ずかしい。
「今、急いで支度するからちょっと外にでないか?」
俺にはある考えがあった。
「いいよ。私も支度してくる。
洗濯物大丈夫かなー、雨降らないよねー」
そうそう言いながら彼女は紙袋からゴソゴソ服取り出し、脱衣場へ消えた。
「一花、もう出れる?」
「今行くー」
小走りで近づいてくる一花。
小動物みたいだな…
最初のコメントを投稿しよう!