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ーマルセチウム城、竜太自室(借)ー
今は既に夜も遅い時間だ
あのあと城まで逃げてきて、リリアナさんに、いきなり抱えたことを謝ったけど、顔赤くして逃げちゃったんだよな…嫌われたかな…
とりあえず今は眠ろう…
コンコン
「はい、何ですか?」
「失礼します。リョウタ様、国王がお呼びです」
イメルさんから?何だろう…
「分かりました。今いきます」
ーイメル自室ー
「失礼します」
「おぉ…リョウタか、こんな夜遅くにすまないな」
「いえ、それより話とは?」
「実はな、娘が学園に通っているだが、その護衛を頼みたくてな」
「学園でリリアナさんの護衛、ですか?何で僕が?」
「君はまだこの世界を知らないだろう?だから学園にいったほうがいいと思ってな。そしてそれなら護衛もかねてお願いしたいと思ってな」
学園か…
「分かりました」
「学園には私から連絡を入れておく。ちなみに行くのは明明後日だ」
「なぜ時間が空くですか?」
「準備とか書類書きとか色々あってな…明明後日までには準備をしておいてくれ」
「分かりました」
学園…楽しみだな。もしかしたら美緒利に会えるかもしれないし…
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