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病院を出て、そのままタクシーで俺の家に美穂を連れ帰った。
一応は安静にさせなければと思って、着替えさせてベットに寝かせる。
「どーいうコトだ?ダイエットって?」
ベットに腰かけながら美穂に聞いてみる。
「…えっと…その…ごめんなさい」
栄養失調ってのがよほど恥ずかしかったのか、布団を鼻までかぶって、目だけを出した美穂が俺を見つめる。
「まぁ…俺の話の方が先だよな…。
まずは俺が謝るのが先だもんな。
先週末は…ホントすまなかった。
だけど、俺、お前の事を裏切るような事はしてないから。
槙田とは一晩中一緒にいたけど、何もしてない」
俺の言葉に目をキョロキョロさせた美穂が言った。
「全部…今日…槙田さんから聞きました…。
私こそ…疑ったりしてごめんなさい…」
やっぱり布団から目だけを出して謝ってる。
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