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「嘘偽りなく、ホントにただ一緒にいただけだっつーの。
槙田は一晩一緒にいてくれたら俺に対する気持ちにケジメつけるって約束だったし、俺は槙田と美穂の間に起きた事を全て話してもらうって事で承諾したんだよ」
「何よ、槙田さんと美穂の間に起きた事って?」
智也の差し出してくれたアルディラを一口飲んでから俺は再び口を開いた。
「槙田と…倉庫に行った後、美穂がイチゴチョコを食う数が増えてのは柏木も気づいてたたろ?
あの原因は、やっぱり槙田にあった…。
あと、俺に対する美穂の思いが…そうさせてたみたいだ」
俺の言葉に柏木の強い口調が緩んで行く。
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